二箇月くらい前になりますかね、札幌で舞台を見ました。舞台を見たという言い方って適切かどうか、ちょっと不安ですが・・・劇団四季のミュージカルです。「ライオンキング」というのです。最初、札幌までわざわざ行くのも面倒だし、あまり行きたくはなかったんです。娘がせっかく買ってくれたのに「誰か、友達と行けば・・・」なんて、言ってたくらいでした。でも、「お母さんと行くために買ったんだよ」と言われて行くことにしました。札幌駅に着くと、ライオンキング号とでも言うのでしょうか、バスにライオン書いてあって、劇場行きバスってすぐわかるバスが出ていました。劇場との無料送迎バスかと思いましたら、有料でした。到着したのは、早めで外で待つことになりました。待つような時間からバス出さなきゃいいのにと思ってしまいました。そのころは、北海道まだすごく寒かったですからね。中に入れて欲しかったですよね。舞台では、まだ前の演技中なので、そんなわけにはいかないんでしょうね。そんなこんなで、ライオンキングが始まりました。いざ始まると迫力に圧倒されました。正直ストーリーは単純だと思いました。子供さんにも理解できるようにしてるんでしょうね。ストーリーがそうなのに、ものすごい力で引き込まれるんです。生の舞台って凄いと思いました。最後には、舞台と観客がいったいになったような不思議な感覚でした。一緒に行った娘の方は私以上に感動してたようですた。
テレビドラマに出ている俳優さんを好きになったときのことです。テレビに出れば必ず録画するし、雑誌は切り抜いて保存するし、私にとってはアイドルのような存在でした。その彼が舞台に出演するという記事を発見したときは興奮しました。大好きな彼を生で観られるなんてこんなチャンスはないと思い、すぐさまチケットを買いました。しかし私はそれまで舞台なんてまともに観たことがなかったのです。当日劇場に着くまでは、この服装でいいのか、休憩はあるのか、飲食はできるのかなど、子供のような疑問と不安でいっぱいでした。音楽が流れ、劇場内が暗くなったときには心臓が高鳴りました。
高校生の演劇部員が舞台に上がる時、彼らは上靴のまま上がったりはしない。舞台の下に上靴を置いておいて、必ず持ってきた別の履物に履き替えてから上がるのである。彼らにとって舞台に土足や上靴で上がるのは、絶対にやってはいけないことなのだ。舞台は彼らにとって一種神聖な場所なのである。とはいえ、彼らは特別に意識してそこを大切にすることはない。毎日欠かさず掃除をしたりだとか、舞台の床に一筋の傷も付けないように気をつけるだとか、そういうことはしないのだ。どたばた駆けまわりもするし、セットや大道具を引きずって運んだりもする。だがそれでも彼らは土足はもちろん、上靴で舞台に上がることだけは決してしない。彼らの中ではそれらはタブーなのだ。
演劇を志したこともないし、歌も人前で歌うような腕前ではない。こんな私だけど、一度だけミュージカルの舞台に立ったことがある。どこかの劇団主宰で、素人を300人集めて一日でミュージカルを作り上げるという企画があったのだ。朝集まって、希望を聞いて出演者と裏方に分かれ、それぞれの作業開始。友達と2人で参加した私は、せっかくの機会なので出演者を希望し、若い女の子ということでちょうちょの役をもらった。300人中出演者が何人だったかは覚えていないけれど、かなりの数がいただろうし、ちょうちょ役に抜擢されたのももちろんひとりではなく、かなりの人数だったのを覚えている。
私は舞台と聞くと真っ先に演劇、そして緊張を思い浮かべました。調べてみると舞台そのものの意味は、大まかに言うとステージのことで、演劇やダンスなど舞台芸術の表現を行うための空間、なんだそうです。学校で校長先生がしゃべったり、卒業式で卒業証書をもらったりするのも舞台ですよね。私にとって舞台とは人前に出て何かをする所で、どんな人にも多かれ少なかれ緊張が付きまとう、そんなところです。なので、舞台に立てる人をすごいなと、尊敬しています。
「舞台を観に行く」とは多くの場合、観劇を指しますが、観劇の経験がない人にとっては少し敷居が高い言葉のようです。しかし、舞台を鑑賞できる施設は多く、公共の施設でもよく公演されています。海外では芝居を観に舞台に行くというのが、一般的で、多くの人に愛されているようです。芝居を音楽にたとえるのなら、テレビドラマや映画がアーティストの発表するCDで舞台での観劇がアーティストのライブということになると思います。舞台はもちろん生での公演ですので、テレビドラマや映画とは違った迫力があります。