舞台の魔物-舞台にたいするあこがれ|舞台芸術鑑賞のマナー

舞台の魔物

私は小学生のころからクラシックバレエを習っていて、2年に一回は舞台に立っていました。最初の頃はあのかわいいふりふりの衣装に惹かれて始めました。かわいい衣装を着て、お化粧をしてもらい、ティアラまでつけてもらってお姫様になったような気分でした。当時はあまり緊張感もなく、ただ衣装を着てみんなに見てもらえることがうれしくて、舞台に立つことがとても楽しみでした。反対に通常のレッスンは先生が厳しかったため好きではなくレッスンはいやいや言っていました。発表会の練習が始まるとレッスンも楽しくなり、まじめに通うという不真面目な生徒でした。

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だんだん大きくなるにつれて求められることも多くなり、ただかわいい衣装を着て舞台に立てば良い年齢ではなくなってしまい舞台に立つことに緊張と不安を抱くようになりました。もともと通常のレッスンは好きではなかったので、舞台に立つことに恐怖を感じるようになるとますますレッスンに行くのが嫌になってしいました。でも踊ること、体を動かすことは大好きで、じっとしていることは苦手だったので、ストレス発散のために無理やり通っているようなものでした。そのうちにクラシックバレエではなく、当時流行りはじめていたストリートダンスに興味を持ち始めました。大学に入りバレエをさぼりながら、ストリートダンスに夢中になりました。大学でサークルに入り学園祭などで小さいステージやクラブハウスでのショーケースを経験するうちに、また大きな舞台に立ちたいと思うようになりました。

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あっという間に社会人になり、サークルの仲間たちと会う機会も減ってしまいましたが、やはり踊りたいという気持ちは強く、バレエを再開することにしました。そこで再び舞台に立つことになりましたが、やはり不安と緊張で吐き気を催すほどでした。しかし、舞台が終わってしまうと再び、また舞台に立ってお客様の拍手が聞きたいと思ってしまいます。昔から、舞台には魔物がすんでいて、その魅力に魅入られてしまったら離れることはできない。と言われていましたが、私はその魔物に取りつかれてしまったようです。

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